皮膚のトラブルは500種を超えるほど、実にたくさんの種類が知られています。原因も非常に多岐にわたり、外的因子・内的因子・老化によるものなど多種多様です。なかには根気よくつきあっていく必要のある慢性疾患も少なくありません。

個々のケースに応じて、スキンケアと軟膏などによる外用療法・内服療法等を適切に行い、皮膚トラブルと上手に付き合うお手伝いをいたします。

どんな些細なことでも遠慮なくご相談ください。大学病院や総合病院の皮膚科で積んできた臨床経験を活かしながら、あらゆる皮膚のトラブルについて丁寧な診療をしております。一般皮膚科は予約不要・保険診療で受診いただけます。

どんな些細なことでも遠慮なくご相談ください。大学病院や総合病院の皮膚科で積んできた臨床経験を活かしながら、あらゆる皮膚のトラブルについて丁寧な診療をしております。一般皮膚科は予約不要・保険診療で受診いただけます。

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皮膚科でもっとも多いご相談です。かゆみ・赤み・ブツブツをまとめて「湿疹」と呼びます。

どんな症状?

皮膚が赤くなる、小さなブツブツができる、かゆみが出る、皮がむける、じくじくするなど、症状はさまざまです。かき壊すと皮膚が厚くごわついてくることもあります。手のひらや指に出るものは「手湿疹」と呼ばれ、水仕事の多い方に多くみられます。

主な原因

洗剤・水仕事・乾燥・汗・摩擦といった外からの刺激と、もともとの肌質や体調が組み合わさって起こります。原因がはっきりしないことも少なくありません。

治療について

症状の強さや部位に合わせて、塗り薬を中心に治療します。かゆみが強い場合は飲み薬を併用することもあります。あわせて、刺激を減らす工夫や保湿のしかたもご案内します。

※市販薬でよくならない、繰り返す、範囲が広がってきた——そんなときはご相談ください。長引く湿疹は、別の病気が隠れていることもあります。

かゆみのある湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。

どんな症状?

強いかゆみを伴う湿疹が、顔・首・ひじの内側・ひざの裏などに左右対称に出やすいのが特徴です。年齢によって出る場所が変わり、慢性的に経過します。

主な原因

皮膚のバリア機能がもともと弱いことに、アレルギー体質、汗、乾燥、ストレスなどが重なって起こると考えられています。

治療について

「炎症を抑える薬」「保湿」「悪化要因を避ける」の3つが治療の柱です。塗り薬でコントロールしながら、症状が落ち着いた状態を保つことを目指します。近年は飲み薬や注射薬など、治療の選択肢も広がっています。

※「治らない病気」ではなく、「うまく付き合いながらコントロールする病気」です。自己判断で薬をやめると悪化しやすいため、経過をみながら一緒に調整していきましょう。

何かが皮膚に触れたことで起こる湿疹。原因を見つけることが治療の第一歩です。

どんな症状?

触れた部分に一致して、赤み・かゆみ・ブツブツ・水ぶくれが出ます。境界がはっきりしていることが多く、「時計の跡」「湿布の形」のように、原因の形どおりに症状が出るのが特徴です。強い場合はじくじくすることもあります。

主な原因

化粧品、金属、ゴム、植物、毛染め、外用薬、湿布など。刺激そのものによるものと、アレルギー反応によるものがあります。

治療について

炎症を抑える塗り薬で症状を落ち着かせながら、問診で原因を探ります。原因がはっきりしない場合や繰り返す場合には、貼付試験(パッチテスト)で調べることもあります。

※原因を避けられれば再発を防げます。心当たりのある製品があれば、現物やパッケージをお持ちいただくと診断の助けになります。

見た目に湿疹がないのに、かゆみだけが続く状態です。

どんな症状?

皮膚に発疹がないのに、全身または一部が強くかゆくなります。夜間や入浴後、就寝時に強くなりやすい傾向があります。かき続けることで、あとから傷や色素沈着、皮膚の厚みが出てくることもあります。

主な原因

加齢や乾燥によるものが最も多く、冬場に増えます。まれに、内臓の病気や服用中の薬が関係していることもあります。

治療について

保湿と、かゆみを抑える塗り薬・飲み薬が中心です。かゆみが長く続く場合や全身に及ぶ場合は、背景に別の病気がないか、血液検査などで確認することがあります。

※かき壊すとさらにかゆくなる悪循環に陥ります。「年のせい」と我慢せず、ご相談ください。

皮膚の水分と皮脂が減り、バリア機能が低下した状態。あらゆる肌トラブルの入口です。

どんな症状?

皮膚がカサカサする、粉をふく、ひび割れる、かゆみが出るなど。すねや腰まわり、手指に出やすく、空気が乾燥する秋冬に悪化します。進行すると湿疹(皮脂欠乏性湿疹)になります。

主な原因

加齢、空気の乾燥、洗いすぎ、熱いお湯での入浴、暖房などによって、皮脂や角層の水分が失われることで起こります。

治療について

保湿剤が基本です。すでに湿疹になっている場合は、炎症を抑える塗り薬を併用します。あわせて、入浴や洗浄のしかたなど、日常生活での工夫もご案内します。

※保湿は「入浴後すぐ」が効果的です。塗る量やタイミングを見直すだけで変わることも多いので、お気軽にご相談ください。

突然かゆみを伴う膨らみが出て、数時間で消える。それを繰り返す病気です。

どんな症状?

蚊に刺されたような赤い膨らみ(膨疹)が、地図のように広がったり移動したりします。強いかゆみを伴い、多くは数十分〜数時間で跡を残さず消えるのが特徴です。

主な原因

原因が特定できないもの(特発性)が大半です。食べ物、薬、感染、疲労、ストレス、汗、寒さ、圧迫などが引き金になることもあります。

治療について

抗ヒスタミン薬の内服が中心です。6週間以上続くものは「慢性蕁麻疹」と呼ばれ、症状が落ち着いた状態を保ちながら、少しずつ薬を減らしていく治療を行います。

※息苦しさ、声のかすれ、腹痛、意識がもうろうとするなどの症状を伴う場合は、すぐに救急受診してください。

「青春のシンボル」ではなく、跡を残さないために治療すべき皮膚の病気です。

どんな症状?

毛穴のつまり(白ニキビ・黒ニキビ)から始まり、炎症が起きると赤いニキビ、膿をもったニキビへと進みます。炎症が強いと、へこみや赤みが跡として残ることがあります。

主な原因

皮脂の分泌、毛穴の出口の角化、アクネ菌の増殖が組み合わさって起こります。ホルモンバランス、生活習慣、化粧品、マスクなども影響します。

治療について

塗り薬を中心に、炎症の程度に応じて飲み薬を併用します。今あるニキビを治すだけでなく、新しいニキビをつくらせない治療を続けることが大切です。

※跡になってからでは治療が難しくなります。「そのうち治る」と放置せず、早めにご相談ください。

「赤ら顔」が続く慢性の病気。ニキビと間違われやすい病気です。

どんな症状?

頬や鼻を中心に、顔の中心部が赤くなります。ほてり、ヒリヒリ感、細い血管が浮き出る、ニキビのようなブツブツが出るなど、段階によって症状が変わります。

主な原因

はっきりとは分かっていませんが、血管の拡張しやすさや皮膚の炎症が関係しているとされます。気温差、日光、香辛料、アルコール、ストレスなどで悪化します。

治療について

塗り薬や飲み薬で炎症を抑えます。慢性の病気のため、悪化要因を避けながら、良い状態を保つことを目指します。紫外線対策と、刺激の少ないスキンケアも大切です。

※ニキビと自己判断して市販薬を使うと悪化することがあります。顔の赤みが続く場合はご相談ください。

皮脂の多い場所に出る、赤みとフケ。良くなったり悪くなったりを繰り返します。

どんな症状?

頭皮、髪の生え際、眉間、鼻のわき、耳の後ろ、胸元など、皮脂の分泌が多い場所に赤みと、黄色っぽいかさつき(フケ)が出ます。かゆみを伴うこともあります。単なるフケ症と思われていることも多い病気です。

主な原因

皮脂を好むマラセチアというカビの一種が関与しています。皮脂の分泌、ホルモン、ストレス、睡眠不足、食生活なども影響します。

治療について

炎症を抑える塗り薬と、カビを抑える塗り薬を使い分けます。頭皮には専用のシャンプーを併用することもあります。

※慢性的に繰り返しますが、コントロールは十分に可能です。「ただのフケ」と思って市販のシャンプーを試し続ける前に、ご相談ください。

手のひらと足の裏に、膿をもった小さな水ぶくれが繰り返しできる病気です。

どんな症状?

手のひらと足の裏に、膿がたまった小さな水ぶくれ(膿疱)が繰り返しできます。膿疱は乾いて茶色いかさぶたになり、皮がむけます。かゆみや痛みを伴い、鎖骨や胸の関節に痛みが出ることもあります。

主な原因

はっきりとは分かっていませんが、喫煙、扁桃炎や歯周病などの慢性的な炎症(病巣感染)、金属アレルギーなどが関係するとされます。

治療について

塗り薬などで症状を抑えます。あわせて、禁煙や、背景にある扁桃・歯の治療が有効なことがあり、必要に応じて他科と連携します。

※膿疱は細菌によるものではないため、人にうつることはありません。慢性の経過をたどりますが、根気よく治療していきましょう。

一度感染すると体内に潜み、体調を崩したときに再発するウイルス感染症です。

どんな症状?

唇のまわりなどに、ピリピリ・チクチクした違和感の後、小さな水ぶくれが集まって出ます。かさぶたになって1〜2週間で治りますが、疲れや発熱をきっかけに、同じ場所に繰り返し出るのが特徴です。

主な原因

単純ヘルペスウイルスによる感染です。初めての感染の後もウイルスは神経節に潜伏し、免疫力が落ちたときに再び活動を始めます。

治療について

抗ウイルス薬の飲み薬・塗り薬で治療します。症状が出始めた早い段階で治療を始めるほど、治りが早くなります。

※水ぶくれの中にはウイルスがいます。触れた手で目をこすらない、タオルを共用しないなど、周囲への感染にご注意ください。

「かゆくない水虫」も少なくありません。正しい診断からはじめましょう。

どんな症状?

足の指の間がふやける・皮がむける、足の裏に小さな水ぶくれができる、かかとがガサガサに厚くなる、など。爪に及ぶと(爪白癬)白く濁って厚くなり、ぼろぼろと崩れてきます。かゆみがないことも多くあります。

主な原因

白癬菌というカビの一種が皮膚に感染して起こります。高温多湿で長時間靴を履く環境や、家庭内・公共施設での感染が原因になります。

治療について

顕微鏡検査で菌を確認したうえで、塗り薬による治療を行います。爪や広範囲に及ぶ場合は、飲み薬を検討します。

※市販薬を塗ってから受診すると、菌が見つからず診断できないことがあります。検査の前は薬を塗らずにお越しください。

ウイルス性のものは、放置すると数が増え、人にもうつります。

どんな症状?

皮膚から盛り上がった、ザラザラして固いできものです。手足にできることが多く、通常は痛みませんが、足の裏にできると魚の目と間違われ、歩くと痛むことがあります。

主な原因

ヒトパピローマウイルス(HPV)が、小さな傷から皮膚に入り込んで増殖します。加齢に伴う「老人性いぼ(脂漏性角化症)」は、ウイルスとは無関係です。

治療について

液体窒素による冷凍凝固療法が中心です。1回では取りきれないことが多く、1〜2週間ごとに数回〜十数回、繰り返し行います。

※削ったり触ったりすると、周囲や他の部位に広がります。自己処置はせず、早めにご相談ください。

体の片側に、痛みを伴う発疹。早く治療するほど、後遺症を防ぎやすくなります。

どんな症状?

体の片側の神経に沿って、ピリピリとした痛みが先に出て、そのあと赤み・水ぶくれが帯状に現れます。胸や背中、顔に多くみられます。痛みが強く、夜も眠れないこともあります。

主な原因

子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが神経節に潜んでおり、加齢や疲労、ストレスなどで免疫力が低下したときに再び活動を始めて起こります。

治療について

抗ウイルス薬の内服が中心で、痛みに対する治療も併用します。発疹が出てから早く治療を始めるほど、重症化や後遺症を防ぎやすくなります。

※皮膚が治ったあとも痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」を残すことがあります。発疹が出て3日以内を目安に、できるだけ早くご来院ください。
※顔や目のまわりに出た場合は、視力や聴力に影響することがあります。

皮膚の深い部分に細菌が広がる感染症。早期の治療が必要です。

どんな症状?

皮膚が赤く腫れ、熱を持ち、押すと痛みます。境界がぼんやりと広がっていくのが特徴で、すねや足に多くみられます。発熱や悪寒、だるさを伴うこともあります。

主な原因

小さな傷、水虫、虫刺され、湿疹のかき壊しなどから細菌が入り込み、皮下組織で増えることで起こります。糖尿病やむくみのある方は起こしやすい傾向があります。

治療について

抗菌薬の内服が中心です。範囲が広い場合や発熱を伴う場合は、点滴治療や入院が必要になることもあります。あわせて、安静と患部を高く保つことが大切です。

※急速に広がることがあります。赤み・腫れ・熱感・痛みが強い、発熱がある——そんなときは、早めにご来院ください。

爪のまわりが赤く腫れて、ズキズキ痛む。放置すると悪化します。

どんな症状?

爪の根元や横が赤く腫れ、ズキズキと痛みます。膿がたまると、白く透けて見えることもあります。指先は神経が多く、痛みが強く出やすい部位です。

主な原因

ささくれ、深爪、巻き爪、指しゃぶりなどでできた小さな傷から、細菌が入り込んで起こります。

治療について

抗菌薬の塗り薬・飲み薬で治療します。膿がたまっている場合は、切開して膿を出す処置を行うと、痛みが速やかに軽くなります。

※自分で針を刺したり潰したりすると、さらに深い感染につながります。ズキズキする痛みがあれば早めにご来院ください。

刺した虫によって、症状も対処も違います。腫れが強いときは受診を。

どんな症状?

赤み、かゆみ、腫れ、痛みなど。蚊やダニ、ブヨ、毛虫、ハチなど、原因となる虫によって症状の出方や強さが異なります。かき壊すと、とびひ(伝染性膿痂疹)になることもあります。

主な原因

虫の唾液や毒成分に対するアレルギー反応です。体質や刺された回数によって、反応の強さが変わります。

治療について

炎症を抑える塗り薬が中心で、腫れやかゆみが強い場合は飲み薬を併用します。とびひを起こしている場合は、細菌に対する治療も行います。

※刺された直後より、翌日以降に強く腫れることがあります。腫れがどんどん広がる、水ぶくれになる、発熱を伴う——そんなときはご相談ください。

見た目より深いことも。初期対応で治り方が変わります。

どんな症状?

赤くなる程度のものから、水ぶくれができるもの、白く硬くなり痛みを感じなくなるものまで、深さによって症状が異なります。深いほど跡が残りやすく、治るまでに時間がかかります。

主な原因

熱湯、油、アイロン、ヒーターなどの高温によるもののほか、湯たんぽやカイロなど、それほど熱くないものに長時間触れて起こる「低温やけど」もあります。

治療について

深さと範囲を判断したうえで、外用薬と被覆材で治療します。感染を防ぎながら、跡を残さないことを目指します。範囲が広い場合や深い場合は、専門施設へご紹介することがあります。

※まずは流水で15〜20分ほど冷やしてください。水ぶくれは破らず、そのままの状態でご来院ください。

「乾かして治す」は昔の話。今は「潤わせて治す」のが基本です。

どんな症状?

擦り傷、切り傷、刺し傷など。深さや汚れの程度、部位によって処置が変わります。異物が残っていたり、細菌に感染すると、治りが遅れて跡が残りやすくなります。

主な原因

転倒、刃物、動物による咬み傷など、外からの力によるものです。

治療について

傷を十分に洗浄し、必要に応じて縫合します。近年は、傷を乾かさずに適度な湿り気を保つ「湿潤療法」が主流で、治りが早く、跡も残りにくくなります。

※消毒薬は正常な細胞も傷めてしまうため、現在は多用しません。「消毒してガーゼ」の自己処置を続ける前に、一度ご相談ください。

冬の風物詩ですが、繰り返すなら別の病気が隠れていることも。

どんな症状?

手足の指、耳、鼻先などが赤紫色に腫れ、かゆみや痛みを伴います。温まるとかゆみが強くなるのが特徴です。ひどくなると、水ぶくれやただれになることもあります。

主な原因

気温差による血行障害が原因です。1日の寒暖差が大きい初冬や早春に起こりやすく、手足が濡れたままだと悪化します。体質的になりやすい方もいます。

治療について

血行を促す塗り薬・飲み薬(ビタミンEなど)を用います。あわせて、保温や、濡れたままにしないといった日常の対策が大切です。

※大人になってから急に繰り返すようになった場合、膠原病などが背景にあることがあります。気になる場合はご相談ください。

削るだけでは繰り返します。原因の「圧迫」を見直すことが大切です。

どんな症状?

皮膚の一部が硬く厚くなります。「たこ」は広い範囲が平らに厚くなり、通常は痛みません。「魚の目」は中心に芯があり、押すと芯が神経を圧迫して強く痛みます。

主な原因

同じ場所に繰り返し圧迫や摩擦が加わることで、皮膚が防御反応として厚くなります。合わない靴、歩き方の癖、足の変形などが背景にあります。

治療について

硬くなった部分を削り、芯を取り除きます。角質をやわらかくする貼り薬を併用することもあります。あわせて、靴の選び方や中敷きなど、圧迫を減らす方法をご案内します。

※いぼとの見分けが必要な場合もあります。
※糖尿病のある方は、自己処置で傷をつくると重症化することがあります。必ず医療機関にご相談ください。

皮膚の下に袋ができて、その中に垢や皮脂がたまる良性のできものです。

どんな症状?

皮膚の下にコリコリとしたしこりができ、中央に小さな黒い点が見えることがあります。押すと臭いのある内容物が出ることも。通常は痛みませんが、細菌感染を起こすと赤く腫れて痛みます(炎症性粉瘤)。

主な原因

はっきりした原因は分かっていませんが、毛穴の構造や外傷がきっかけになることがあります。体質的にできやすい方もいます。

治療について

袋が残っているかぎり自然にはなくならないため、根本的には手術で袋ごと摘出します。炎症を起こして腫れている場合は、まず炎症を抑える処置を行い、落ち着いてから摘出を検討します。

※自分で潰すと、炎症や再発の原因になります。気になるしこりがあれば、まずはご相談ください。

ほとんどは良性ですが、なかには見分けが必要なものもあります。

どんな症状?

茶色〜黒色の色素斑で、平らなものから盛り上がったものまであります。多くは生涯変化しませんが、「短期間で大きくなる」「形や色がまだらで左右非対称」「出血する」といった変化がある場合は注意が必要です。

主な原因

色素をつくる細胞(メラノサイト)が皮膚の中で集まってできたものです。生まれつきあるものと、後天的にできるものがあります。

治療について

まずダーモスコピー(拡大鏡)で観察し、良性かどうかを判断します。診断が確定しない場合や、悪性が疑われる場合には、切除して病理検査を行います。

※気になる変化があれば早めにご相談ください。
※整容目的での切除は、自由診療となる場合があります。

加齢に伴ってできる、良性のいぼ。「老人性いぼ」とも呼ばれます。

どんな症状?

茶色〜黒色の、少し盛り上がったできものです。表面がザラザラしていたり、脂っぽく見えたりします。顔、頭、体幹など日光に当たる場所に多く、加齢とともに数が増えていきます。

主な原因

加齢と、長年浴びてきた紫外線の影響が主な原因です。ウイルス性のいぼとは異なり、人にうつることはありません。

治療について

良性のため、治療せず経過をみることもできます。気になる場合は、液体窒素による冷凍凝固などで治療します。診断が難しい場合は、病理検査を行うこともあります。

※まれに、皮膚がんとの見分けが必要な場合があります。急に大きくなる、色がまだら、出血するといった変化があればご相談ください。
※整容目的の治療は、自由診療となる場合があります。

爪の端が皮膚に食い込んで痛む状態。切り方の見直しが第一歩です。

どんな症状?

爪の端が丸まって皮膚に食い込み、痛みが出ます。悪化すると赤く腫れ、膿が出たり、盛り上がった肉(肉芽)ができて、歩くのもつらくなります。足の親指に多くみられます。

主な原因

深爪、合わない靴、歩き方の癖、外傷、爪の水虫などが関係します。とくに、爪の角を切りすぎる「深爪」が最大の原因です。

治療について

炎症が強い場合は、まず炎症と感染を抑える処置を行います。爪の形を整える矯正治療にはいくつかの方法があり、状態に応じてご提案します。

※爪は角を残して四角く切る(スクエアカット)のが基本です。自己流の深爪が悪化を招きます。
※矯正治療は、自由診療となる場合があります。

日常生活に支障が出るほどの汗は、治療できる病気です。

どんな症状?

手のひら、足の裏、わきの下、頭部などに、気温や運動と関係なく大量の汗をかきます。書類が濡れる、人と手をつなげない、服のしみが気になるなど、生活や仕事に影響することがあります。

主な原因

汗腺の働きを調節する自律神経のバランスが関係していると考えられています。緊張や不安が引き金になることも。まれに、他の病気が原因のこともあります(続発性多汗症)。

治療について

制汗作用のある塗り薬が治療の基本です。症状の程度や部位によって、飲み薬や他の治療法を検討することもあります。

※「体質だから」とあきらめている方が多い病気です。近年は保険で使える塗り薬も増えていますので、一度ご相談ください。

皮膚の色が抜けて白くなる病気。早めの治療開始が大切です。

どんな症状?

皮膚の一部の色が抜け、境界のはっきりした白い斑点として現れます。かゆみや痛みはありません。顔、手足、体幹など、どこにでもでき、その部分の毛も白くなることがあります。

主な原因

色素をつくる細胞が失われることで起こります。自己免疫が関係すると考えられており、甲状腺の病気などを合併することがあります。

治療について

塗り薬や紫外線照射(光線療法)などを組み合わせて治療します。効果が出るまでに時間がかかるため、根気よく続けることが大切です。

※白斑の部分は日焼けしやすく、やけどのようになることがあります。紫外線対策をしっかり行いましょう。

突然、円形に髪が抜ける。ストレスだけが原因ではありません。

どんな症状?

境界のはっきりした円形・楕円形の脱毛斑が、突然できます。1か所のこともあれば複数のことも。まゆ毛やまつ毛、体毛に及ぶこともあります。かゆみや痛みは通常ありません。

主な原因

自分の免疫が毛根を攻撃してしまう自己免疫反応が主な原因と考えられています。アトピー素因や甲状腺の病気を合併することもあります。ストレスは引き金の一つにすぎません。

治療について

塗り薬、局所注射、内服薬などを、範囲や進行の程度に合わせて組み合わせます。範囲が狭い場合は自然に治ることもありますが、広い場合は根気強い治療が必要です。

※AGA(男性型脱毛症)とは、原因も治療もまったく異なります。自己判断せず、まずは診断を受けてください。

思春期以降の男性に多い脱毛症。進行性のため、早めの対応が大切です。

どんな症状?

額の生え際が後退する、頭頂部が薄くなる、髪が細く短くなる、といった変化が少しずつ進みます。抜け毛が急に増えるというより、髪が細くなって全体のボリュームが減っていくのが特徴です。

主な原因

男性ホルモンの働きと、遺伝的な要因が関係しています。ヘアサイクルの成長期が短くなることで、髪が十分に太く長く育たなくなります。

治療について

内服薬による治療が中心です。進行を抑えることが治療の目的のため、継続して服用いただく必要があります。

※AGA治療は自由診療(保険適用外)です。費用・リスク・副作用については、診察時にご説明いたします。
※円形脱毛症など、別の脱毛症との見分けが必要な場合もあります。

赤い盛り上がりと、銀白色のフケ。うつる病気ではありません。

どんな症状?

境界のはっきりした赤い盛り上がりの上に、銀白色のフケのようなものが厚く付着し、ポロポロとはがれ落ちます。頭皮、ひじ、ひざ、腰、爪などに出やすく、かゆみを伴うこともあります。関節の痛みを伴うこともあります。

主な原因

皮膚の細胞が、通常より速く入れ替わることで起こります。遺伝的な要素に、生活習慣、肥満、喫煙、ストレス、感染などが加わって発症すると考えられています。

治療について

塗り薬が基本で、範囲や症状に応じて飲み薬を検討します。近年は注射薬など、治療の選択肢が広がっています。

※他の人にうつることは決してありません。慢性の病気ですが、治療でコントロールできます。爪の変化や関節の痛みがある場合は、お伝えください。

足の血管がボコボコと浮き出る。だるさやむくみの原因になります。

どんな症状?

ふくらはぎや太ももの血管が、ボコボコと蛇行して浮き出ます。足のだるさ、むくみ、こむら返り、かゆみなどを伴うことがあります。進行すると、足首まわりの皮膚が茶色く変色したり、湿疹や潰瘍ができることもあります。

主な原因

足の静脈にある、血液の逆流を防ぐ弁が壊れることで、血液が心臓に戻りにくくなり、血管が拡張します。立ち仕事、妊娠・出産、加齢、遺伝などが関係します。

治療について

皮膚科では、静脈瘤に伴う湿疹・色素沈着・潰瘍といった皮膚症状の治療を行います。血管そのものの治療(手術・血管内治療)が必要な場合は、専門の医療機関へご紹介します。

※自然に治ることはありません。皮膚に変化が出てきた場合は、早めにご相談ください。

一般皮膚科は保険診療・予約不要です。受付時間内にそのままご来院いただけます。
「こんなことで相談していいの?」と思わず、些細なお悩みもお気軽にどうぞ。

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